快適なオフィスには休憩室が不可⽋!? 設置のポイントや方法、休憩室の事例もあわせて紹介
仕事をする場所といえば、オフィスになります。デスクやパソコン、書類が並ぶ光景は「仕事場」のイメージです。
オフィスに⽋かせないのが、仕事のストレスや忙しさを忘れることができる「休憩室」です。その休憩室ですが、実は快適なオフィスをつくる上では重要な役割を担っています。
快適なオフィスの実現ができる役割を持つ「休憩室」の設置ポイントと事例を紹介します。
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目次
休憩室の役割は︖
今やオフィスに必ず設置されている「休憩室」ですが、「休憩室」の役割とは⼀体何なのでしょうか。
オフィスは仕事をする場所なので、常に集中状態にあります。⼈間の集中⼒は約50分しかなく、さらに継続して集中できるのは約15分と⾔われています。そのため、適宜休憩を⼊れた⽅が、集中⼒アップにつながるという結果もあるほどです。
その役割を果たしているのが「休憩室」です。休憩するための場所で、休憩しているという状態をしっかり作ることで、思考も⾝体も休むことができます。さらに、思考⼒はリラックスしている状態のときこそ本領を発揮するとも⾔われているため、休憩を取った⽅が仕事で良い結果を残せたり、仕事のアイデアが浮かんだりします。
また、休憩室で同僚と話をすることで、コミュニケーションのきっかけ作りにもなります。
⼈と話すことで仕事の忙しさやストレスを忘れ、気が休まるという効果も期待できます。
また、雑談から仕事のアイデアが⽣まれることもあります。
企業ブランディングにおいては、「休憩室」が重要なポイントになる可能性もあります。社員がリフレッシュする場のため、企業や個性や仕組みといった社⾵を出しやすいためです。その会社に⼊社したいと思った時、事業内容や雇⽤条件が気になりますが、同じように社内の雰囲気も⼤切です。インテリアや雰囲気にこだわる「休憩室」をつくることで、他社との差別化が可能になり、その結果リクルーティングしている⼈に「こういう休憩室があるなら魅⼒的な会社に違いない」と思わせられます。
休憩室に求めること
オフィスにおける息抜きとして利⽤される休憩室は、仕事の合間に安らぎのひと時を与えてくれる場所です。そのため、いかにリラックスできるかだったりどれだけ気が休まるかが⼤切になっています。
集中して仕事に取り組み、時には忙殺されたりストレスを抱えたりといったこともあります。そのようなタイミングで休憩室に⾏き気を休めることで、リラックスした気分になり、⾃分を⾒つめなおすきっかけにもなります。
しっかりと休憩することで⼼を切り替えられ、⼼地よい気分でその後の仕事とも向き合えます。休憩室は気分の切り替えには⽋かせない存在のため、リラックスできる気持ちの良い空間であることが⼤切です。
オフィスの休憩室を快適にする⽅法
オフィスの休憩室を快適にする⽅法には、様々な⽅法があります。すぐに実践できることも多くあるため、快適なオフィスをつくりたい際は早めに取り⼊れましょう。快適なオフィスづくりは、まず快適な休憩室づくりからです。ここでは、快適な休憩室づくりに必要な5つの⽅法を紹介します。
仕切りがある
オフィスがある島の⼀帯に簡易的につくられた休憩室や、部屋の中が丸⾒えの休憩室は気を休められませんよね。他の⼈は仕事しているのに⼀⼈だけ休憩しているという罪悪感だったり、⼈の⽬が気になってリラックスができなかったりと「休憩室」にいる意味がなくなってしまいます。「休憩室」は休息する部屋なので、仕切りをつけたり部屋を確保し「休憩室にいるのに気が休まらない状態」がないようにすることが⼤切です。
照明が明るい
快適な空間であっても、暗かったりジメジメした雰囲気の休憩室では、気分の切り替えができません。起床しカーテンを開けた際に爽やかさとすがすがしさを感じる経験がある⼈も多いと思いますが、これは暗い視界から明るい視界を取り込むことで⽣まれるリフレッシュさが起因しています。休憩室も同じで、明るい照明を置くことで気分も⾼まり、すがすがしい気分になるのです。
広くゆとりがある
休憩室といっても、こぢんまりとしていたり、数⼈⼊るだけで部屋が溢れかえったりすると、中々リラックスできません。「確実に休憩したいからあの席を死守しよう」「早めに休憩室の席を取るために仕事を終わらせよう」と、休憩をするためにさらに労⼒を使ってしまう可能性もあります。仕事に対する圧迫さや忙しさから解放するという意味でも、広くゆとりのある休憩室であれば、いつでも気を休められます。
リラックスできる
休憩室は、⽂字通り休憩する部屋のことです。そのため、仕事に関する資料が置かれていたり、休憩室で仕事をするようなことがあると、オフィスと休憩室の区切りがなくなり気を休められません。リラックスできるようなインテリアやソファを置くこと、観葉植物を置いて⾃然を感じられる空間にすることは、⼼⾝ともにリラックスできる空間への第⼀歩です。
景観が良い
⾃然の中や絶景を⾒て洗練された気分になりリフレッシュするという経験をした⼈も多いと思いますが、それは休憩室も同じです。パソコンやコピー機、資料などがある休憩室だと、気を休めたくても休めません。⼀⽅、カフェや喫茶店といった空間だとリラックスできますよね。無機質なイメージの強いオフィスから⼀転、外の景⾊や雰囲気が⾒えると、リフレッシュできます。休憩室に窓を設置したり、観葉植物など植物を置くだけでも空間が⼀変します。
企業が導⼊している休憩室の事例
ここでは、企業がどのような休憩室を設置しているのかを紹介します。企業の社⾵や事業が⼤きく影響する休憩室は、会社によって雰囲気やインテリアなども様々です。企業によって異なる休憩室は、その企業の雰囲気を表している空間と⾔っても過⾔ではありません。⼯夫している点や真似できる点も多くあるため、他の企業を参考に休憩室を⾒直すきっかけにもなります。
株式会社freee
株式会社freeeは、「マジ価値を届けきる集団」であるをモットーにしているフィンテック企業です。ワクワクすること、インパクトのあることを⼤切にしているため「休憩室」にもそれが表れています。フリーで想像的に活動できるオフィスを実現するために「休憩室」といった概念ではなく、社内の⾄るところにリラックスできるスペースが特徴です。座布団とちゃぶ台が置いてある開けたスペースをはじめ、⾃由に飲⾷ができるカフェのような雰囲気のスペース「アソビバ」各フロアにバーカウンターがあるなど、社員同⼠のコミュニケーションも実現しています。⼀転、地下1階には静かな空間が広がり、まるで家のようなリラックス空間を堪能できます。
株式会社freeeの公式サイトはこちら
株式会社ドワンゴ
株式会社ドワンゴは、携帯電話向けのコンテンツ配信を⾏っている企業です。動画配信サービスやアプリなど、現代のスマホ社会に携わっていることもあり、会社の雰囲気に縛らない⾃由さが特徴となっています。社内にはオープンスペースも多く、コミュニケーションが活発に⾏われているようです。「休憩室」といった固定されたものはなく、集中して作業に取り組めるカウンター席や、リラックスできるソファー席など、その時の気分や⽤途に合わせた環境で仕事をしています。社員のみなさんが息抜きに使うのが、解放的な雰囲気が特徴のラウンジです。飲料や軽⾷が販売されており、まさにカフェのような空間なので、仕事中の休憩にも最適です。
株式会社ドワンゴの公式サイトはこちら
まとめ
快適なオフィスをつくりたいなら、こだわった「休憩室」をつくるのが近道です。働く社員が⼼地よく休憩できるスペースを設けるだけで、仕事の幅が広がったり仕事のパフォーマンスも上がったりと、多くのメリットを⽣み出せます。「休憩室」の設置ポイントや事例を参考にし、快適なオフィスを実現しましょう!