事務机選びで失敗しない!サイズとポイント解説
事務机はオフィスワークを行っていく上で、快適性を決める重要な要素の1つとなります。自社オフィスの空間と業務内容に応じて使い心地の良い机を準備することができれば、ストレスを緩和させ、作業効率も向上することでしょう。
事務机は頻繁に買い替えるものではなく、長期的に使用していくものです。従業員にとって事務机は業務時間内のほとんどを過ごす場所ということを考えれば、オフィス空間の中でも特にこだわりを持つべきポイントといえます。
そして事務机選びで重要なのは、業務内容と設置スペースに合わせた快適なサイズを選択できるかどうかです。
この記事では事務机選びで失敗しない、サイズ選びのポイントや注意点を解説していきます。
おすすめの記事
おしゃれなオフィスレイアウトとは?社員のモチベーションがあがる!デスク配置のパターンや事例など詳しく紹介
目次
事務机サイズ選びで大切なポイント
事務机を選ぶ際に最も注意しなければならないのが、机のサイズです。広さや高さはもちろんですが、書類や物を収納することで、ゆとりあるスペースを実現することも重要です。オフィス内のスペースを有効活用できるかどうかを想像し、窮屈にならず、かつ場所を取り過ぎない机を選んでいきましょう。
また事務机を選ぶ際は、オフィス内のスペースだけではなく、業務内容に応じて選択幅を狭めることもできます。ここでは業務机のサイズ選びで大切なポイントを紹介していきます。
作業内容に応じた机サイズの選び方
事務机を選ぶ際、オフィス内のスペースだけを考慮して選んでしまいがちですが、快適な作業環境を構築するのであれば、実際の業務内容を加味して選ぶことをおすすめします。例えば事務や経理など、事務机にデスクトップパソコンを設置し、作業する人の場合は広めの机を選ぶと良いでしょう。
一方で営業職のような頻繁に外出し、机にはノートパソコンがあれば良いという人は、広さはそこまで重要ではありません。むしろ多少の広さを犠牲にしても、書類やファイルを整頓できる収納機能が充実している方が使い勝手は良いと思われます。
実際にその机で働くことを想像し、机のスペースや機能を選択していくことで、快適な作業環境を構築していくことができます。
快適な作業環境を実現するために必要なサイズ
事務机のサイズは大きくゆとりがあれば良いというわけではありません。もちろん映像制作やデザインなど、複数のPCモニターを使用する人であれば、幅が1,400mm〜1,500mmの大きな机を選んだ方が快適に作業することができる他、モニターを増設する際も困りません。
一方であまり事務机での作業がメインでない場合は、広さがあるよりもコンパクトサイズである幅が1,000mmで奥行が600mm程度の方が、手も届きやすく使いやすいでしょう。
人によって快適な机のサイズ感は違いますが、具体的な作業内容から快適にするにはどうすれば良いかを考えると、自然とサイズは定まっていきます。
スペースを有効活用するためのデスク選び
事務机といってもその種類はさまざまで、特に最近では形状やタイプの種類が豊富です。一般的なデスクの他、L字型やU字型があり、高さが低めのローデスク、収納機能が豊富な収納付きデスクなど、用途や環境によって選ぶことができます。
作業内容からサイズ感が決まった後は、オフィス内のスペースを有効的に活用できるような形状やタイプのデスクを選んでいきましょう。
またデスクの配置や形状によって、従業員同士のコミュニケーションや共同作業をスムーズに行えるように促すこともできます。デスクを選ぶ際は、実際に人が働く場面を想像することを心掛けるようにしましょう。
各タイプの事務机のサイズと特徴
事務机にはさまざまな形状・タイプ・サイズがあります。とはいえ一般的なデスクのサイズ感はある程度近似していることが多く、デスクを選ぶ際はまず大まかなサイズ感を把握してから、絞り込むことをおすすめします。
今回は作業内容別に分けられるように、主にデスクのスペースに焦点を当てたタイプを紹介していきます。
コンパクトタイプ
コンパクトタイプの事務机は主に幅1000mmx奥行600mmのサイズを指します。ノートパソコンで作業しながら、B5程度の用紙を横に広げることができる広さとなります。事務机で作業を完結しているのではなく、営業で外出する機会が多い人であればちょっとした作業をするには最適な広さの事務机となるでしょう。
逆に長時間の使用を考えた場合は少し窮屈に感じてしまうこともあります。またコンパクトタイプの事務机は、収納量を増やすためにワゴン収納を設置することがありますが、その場合は椅子のサイズにも気を付けなければなりません。
スタンダードタイプ
スタンダードタイプの事務机のサイズは大体幅1200mmxと奥行700mmになります。デスクトップPCを置いても余裕ある広さで、PC本体が大きくなければ机の上に置くこともできます。モニター1枚とキーボード、その横にA4サイズの用紙を置いても快適に作業することができます。
一般的な事務や経理などのオフィスワークであれば、このサイズが最適でしょう。ただしモニターを2枚設置したり、PC本体のサイズが大きめだと、このサイズでも窮屈になってしまいます。
大型タイプ
大型タイプの事務机は幅1400mmx奥行800mmサイズ以上の机のことを指します。PCモニター1枚を置いても、両幅に大きなゆとりがあり、モニターアームを机のサイドに付けてモニターを増設することもできます。一般的なオフィスワークではスペースを持て余してしまいますが、映像制作やイラストなどクリエイティブな作業である場合は、複数のモニターを使うこともあるため、大型タイプが最適でしょう。
また大型タイプであればPC作業をしながらA3サイズの大きな資料を広げることもでき、参考資料などの収納も設置できるので、長時間広いデスクで作業を完結したい人におすすめです。
事務机を選ぶ際の注意点
事務机を選ぶ際の注意点はいくつかありますが、一番大切なのはこれと決めた机の実物を確認することです。最近はネット通販が一般化し、ワンクリックで机のような大型の商品も手続きなく取り寄せることができます。取り寄せたのはいいものの、画像で確認したサイズ感や雰囲気が思っていたものと違い、オフィスに合わなかったり、別に取り寄せた椅子との高さが合わなかったりすることもあります。
出来れば実物のあるお店や、メーカーのショールームに足を運んでサイズ感や質感を確かめることをおすすめします。
まとめ
事務机は従業員のモチベーションや作業効率に影響を及ぼします。事務机を選ぶ上で重要なのは作業内容やオフィス内のスペースに合わせたサイズ感の机を選ぶことです。また、従業員同士のコミュニケーションや共同作業を円滑に進めるために、配置にもこだわることをおすすめします。
選んだ事務机は、インターネットの画像のみで決めるのではなく、出来れば実物を確認した上で取り寄せるようにしましょう。